「水まわり」の仕事とは？

金子お客さまからご連絡いただいたガス機器や水まわりのお困りごとの対応、修理がメインです。具体的には、ガス給湯器やガスコンロなどのガス機器はもちろん、トイレやエアコンなど住宅設備の取り替え、トイレ詰まりや排水管つまり、蛇口や水栓からの水漏れなど、幅広い修理を行っています。

牛島住宅全般のメンテナンスも行っているため、修理に伺ったときに「ついでに扉のガタつきも見てもらえないかな？」などと相談されることもありますね。お客さまにとって、東京ガス＝ガス屋さんのイメージだと思いますが、「家の中のことは何でもできる会社」と思っていただけるよう、そうしたご依頼も快く引き受けるようにしています。

吉田ガス機器のメンテナンスを行うのはもちろんですが、電力の販売をはじめ、お客さまの生活をより快適にするための提案も行っています。東京ガスでは「水まわり業務」に力を入れているため、水まわりのご依頼も多くなってきましたね。

牛島わたしもそれは実感しています。当店には1カ月100件近くもの水まわり関連の依頼がありますね。トイレや洗面、台所などの「水漏れ」や「排水詰まり」がメインですが、水を流そうとすると逆流して溢れかえってしまうため、お客さまにとっては一刻を争う状況です。ですからとにかく素早く対応することを心掛けています。

吉田以前、排水詰まりの依頼で伺ったところ、洗面台のフィルターを外した状態で2年以上使われており、トラップに大量の髪の毛が詰まっていた事がありました。かなりの時間をかけて髪の毛をすべて取り除き、詰まりを直したことがあります。それからトイレ詰まりの依頼も多いのですが、“スッポン”と呼ばれるラバーカップを使ったり、より強力なローポンプ（圧力ポンプ）を使って詰まりを直します。排水詰まりは急を要することが多いため、詰まり解消後はお客さまもホッとされていますね。そんな様子を見るとわたしたちもうれしいです。

金子水まわり業務をはじめ仕事は住宅設備の修理対応が中心ですので、「機器メンテサービス」という社内資格を入社後に取得します。このほか「第2種電気工事士2級」や「給水装置工事主任技術者」など、電気や上下水道関連の資格があるといいかもしれません。

吉田これは一般的な資格とはちょっと意味合いが違うのですが、わたしたちの仕事はお客さまのお宅に上がらせていただく仕事。ですからお客さま対応がきちんとできること、常に謙虚な姿勢が必要です。その上で新しいことに挑戦しようという前向きな気持ちが大切だと思います。