−第5回− 「都電荒川線」

かつては、山手線の内側を中心に道路の上をくまなく走っていた都電ですが、今残っているのは、この荒川線だけです。
東京都交通局を事業主体とする、荒川区南千住一丁目の『三ノ輪橋駅』から新宿区西早稲田一丁目の『早稲田駅』までを結ぶ路面電車です。現在は、運転士のみが乗務する『ワンマン運転』です。車掌さんは同乗しておりません。

『チンチン電車』の愛称は、発車の時に車掌さんが安全確認のなごりで、「二連打ベル制御器」に形を変え、今も昔ながらの伝鐘音を聞くことができます。 のんびりと走っているイメージがありますが、意外や意外、最高スピードは40キロで走行できるそうです。

日中でも平均5〜6分間隔で運転されていて、とても便利ですね。乗り方は「前から乗って、後ろから降りる」方法で、降車ブザーで次の停留場での降車を知らせます。子供の頃は、その「ブザー」が押したくて、押したくて我先に押していたものです。 しかし、大人になってしまうと「きっと誰かが押すだろう…」と押すことを億劫に思ってしまうのは私だけでしょうか?
一般乗車の運賃は全区間一律で、1乗車につき160円・子児は半額の80円です。もちろんPASMO・Suicaも使えて手軽に乗れます。

写真は『東池袋四丁目』停留場です。
「向原」停留場を出発すると、やがて緩やかに右カーブになり、東京地下鉄有楽町線と首都高速5号池袋線と交わる『東池袋四丁目』停留場に向かいます。サンシャインビルの東側を通過する所や、家々のすぐ側を走る風景は、なかなか絵になるものです。 写真や番組の撮影にも良く取り上げられるようです。今度の休日に、某局の『ち○散歩』のように、気ままに途中下車してぶらりと散策してみてはいかかですか?

ライフバル豊島 接点創出G 松尾 克史


 −第4回− 「雑司ヶ谷 鬼子母神」

鬼子母神(きしもじん)は安産 子育の神様として、広く信仰の対象になっています。
しかし、その昔、鬼子母神は当初、他人の子を取って食べる邪悪なものでした。お釈迦さまは、過ちから彼女を救うため、末の子を隠してしまいました。その時の彼女の歎き悲しむ姿は限りなく、『千人のうちの一子を失うもかくの如し。いわんや人の一子を喰らうとき、その父母の歎きやいかん』と戒めました。そこで彼女は初めて今までの過ちを悟り、お釈迦様に帰依し、安産子育の神となったそうです。

普通「鬼子母神」と書きますが雑司ヶ谷鬼子母神は「角(つの)」がないと伝えられ、正式には鬼の字にツノがありません。鬼子母神のご尊像は室町時代の永禄四年、現在の文京区目白台より掘り出されたもので、現在の本殿は寛文四年(1664)、創建されたそうです。

豊島区で生まれ育った私は、小さい頃から度々訪れ、娘の小学生のときも初めての社会科見学の場所でした。
境内にはずっと昔から、懐かしい駄菓子屋さんもあります。
境内の大イチョウ、参道のケヤキ並木も都の特別天然記念物となっています。参道のケヤキ並木は私の大好きな景色です。
以前は樹齢400年以上の大ケヤキが18本並んでいたそうですが、今は4本しか残っていません。鬼子母神へは都電荒川線の鬼子母神前駅が便利です。

東池袋店 総務 北川 ひろみ

 −第3回− 「旧江戸川乱歩邸」

開発営業部の竹内です。私がご紹介する豊島区のおすすめスポットは、立教大学構内にございます「旧江戸川乱歩邸」です。
「江戸川乱歩」が住んでいた実際の屋敷で、2003年に豊島区指定有形文化財の指定を受けました。
毎週金曜日に一般公開されており入場無料で拝見する事が出来ます。
また、係りの人に声をかけると、屋敷の応接間を開けて下さって、ご説明もしていただけます。

このお屋敷のすごいところはなんといっても、隣接する通称「幻影城」という土蔵です。
中にはものすごい数の書物が眠っているらしいのですが、土蔵に関してはイベント等がある時にしか中を拝見する事が出来ないので、私もタイミングが合わず一度も中を拝見した事はございません・・・・。

江戸川乱歩は、三重県出身の作家です。
私も三重県出身なので、同郷の好みではありませんが大好きな作家の一人です。

ちなみに『パノラマ島奇談』という作品では、「同じM県に住んでいる人でも、多くは気づかないでいるかもしれません。I湾が太平洋へ出ようとする、S郡の南端に〜」いう書き出しで始まります。

ここでいうM県は「三重県」I湾は「伊勢湾」S郡は「志摩郡(現志摩市)」を表しています。
私の田舎が志摩市ですから、やはり地元の話が出てくると更に思い入れも強くなりますね(笑)

近くにお寄りの際は訪れてみてはいかがでしょうか。


豊島定保G 竹内勇介

 −第2回− 「神田川」

営業技術Gの田中と申します。桜も満開となり本格的な春の到来となりました。この季節の私のお気に入りの場所は、神田川沿いの桜並木です。面影橋周辺の神田川の両岸からソメイヨシノが桜のトンネルを作ります。そんな満開の桜を見ていると、もう10数年前になりますが上京して来た時の事を思い出します
当時借りた狭い部屋の鍵を開け、空っぽの部屋の中に入り窓を開けると、満開のソメイヨシノが目に入ってきました。私の田舎はゴールデンウィークに満開を迎えます。思い掛けない桜の出迎えに感動した事を良く覚えています。
春は卒業や入学、就職等いろいろと環境が変化する季節です。私達も引越しをされた方のガスの開閉栓作業で大忙しの時期でもあります。
大きな期待や不安、そして夢を詰め込んだ大きな荷物と共にこの街へやって来た人々の部屋のガスを開けて廻り、この街から他の街へと旅立っていく人々の部屋のガスを閉めて廻る。

そうそう、皆さん。お引越しが決まりましたら、ガスの手続きをお忘れなく・・・。

ライフバル豊島 お客さま提案部 田中

 −第1回− 「豊島区の私の好きな場所」

1978年(昭和53年)10月5日オープン「サンシャイン60」
池袋を代表するシンボル

東京都心部の全貌を見渡せる屋上展望台は日本初!
360度に広がる風景は老若男女問わず大人気!
巣鴨拘置所跡地に建てられ、オフィスや専門店街を中心とする商業施設
ホテルの他、水族館・ナンジャタウンなども人気のスポット。
私も子供とよく訪れる施設の一つです。


ライフバル豊島 経営企画G 澤村 一